大学進学希望者の8割以上が受験する「センター試験」が、いよいよ2021年1月から「大学入学共通テスト」に変わります。「まだ中学生だから」といった声も聞こえそうですが、これまでにない大改革に向けて早めの対応は必要です!
今親が知っておくべき
大
学
入
試
改
革
情報
近年、AI技術の進展、グローバル化、不透明な国際情勢など社会構造の変化が急激に起こっており、この動きはさらに加速すると言われています。この時代変化を背景として、これからの時代を逞しく生き抜くために必要な力・資質を身につけ、社会に貢献する人財を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入学共通テスト」はその一部です。
これまでのセンター試験は「知識・技能」に重きを置く出題でしたが、共通テストでは
「知識・技能」を活用する「思考力・判断力・表現力」を重視した出題形式になります。
筆者の主張や対比されている事柄などを大局的に捉えながら、本文を構造的に理解する力。
グラフ、会話文、新聞記事など、複数の資料を相互に関連付けながら整理し、与えられた課題について、さまざまな視点から比較・考慮する力。
本文から理解した内容を整理し、根拠に基づいて論理的に記述できる力。
「知識・技能」に加えて、それらを活用する「思考力・判断力・表現力」を重視するのが「大学入学共通テスト」です。
共通テストでは「思考力・判断力・表現力」を重視した出題形式とありますが、具体的に
どのように変わっていくのでしょうか?試行調査での出題事例をもとに紹介します。
試験時間の変更はなし。ここで注目すべきことは1分間あたりの英単語処理数です。
センター試験(2018)は、53語/60秒、試行調査は68語/60秒となっています。
必要な情報をより速く正確につかんでいくことが求められているのがわかるでしょう。
大学入学共通テスト
大学入試センター試験
共通テストの英語の配点は、リスニング100点、リーディング100点。つまり、配点の比率が1:1です。現在のセンター試験では1:4なので、リスニングの配点比率が2.5倍と、ぐっと高まることになります。もはや、「リスニングが苦手」は致命傷なのです。また、試行調査のリスニングは問題数・ページ数増加に加え、読み上げる英単語数も3割増加。問題後半では1回の読み上げ(センター試験では全問2回)となっています。内容は、実生活に基づく問題が多くなっているのも特徴です。
センター試験では答えを求めて数値をマークする形式の出題が中心でした。しかし試行調査では、選択肢から該当するものを選ぶ形式の出題が増えています。
具体的には、対話や登場人物の仮定のもとで議論が進められる問題などが追加されています。
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実用的な文章、例えば法令や規約、契約書やガイドラインなどが出題されます。
そして、それらが評論文とセットになったり、図表やグラフと組み合わせになったりして、
一つのテーマに関して複数の素材が扱われます。
日本史Bでは、東北地方の地図が上下反対になった状態で資料として掲載されました。攻めていく中央政府視点で見るのではなく、攻め込まれる蝦夷視点で地図を読む、というものです。「歴史的評価には多様性がある」ことを前提に問題が作られています。
共通テストでは、限られた試験時間でより早く情報を処理すること、またさまざまな情報を組み合わせて思考することが重要です。
“日本一の東大現役合格実績”の東進が主催する、学力を伸ばす模試が「全国統一中学生テスト」です。「全国統一中学生テスト」を受験すれば大学入試改革に対する不安を解消するきっかけがつかめます!
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「全国統一中学生テスト」は、全学年統一部門・中2生部門・中1生部門の3部門で実施します。それぞれの部門で、大学入学共通テストの傾向をふまえた問題を今から体験できます。
全学年統一部門は、中学全範囲の難関高校入試レベルのテストです。中2生部門と中1生部門では、学習指導要領に沿った学習範囲から出題いたします。
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テスト実施後、全国の受験者データをもとにした診断レポート(成績表)を提供します。高校入試を想定した合格可能性だけでなく、大学入試をイメージできる学力ランクも知ることができます。
また、学力ランクを上げるために得意な分野、これから頑張る必要なる分野が手に取るようにわかり、学力を伸ばすヒントが得られます。
大学入試に向けた第一歩として、まずは全国統一中学生テストを受験しましょう!共通テストの傾向をふまえた問題を体験し、君だけの診断レポートで学力を伸ばすヒントが得られます。